最大限に気を付けていましたが不覚にも新型コロナ(COVID-19)に罹ってしまいました。
新型コロナにかかりホテル療養となった場合、どのようなホテル療養生活が待っているのか紹介したいと思います。21年4月の東京都の例ですので、時期によっても、他府県によっても少し異なることはご了承ください。

新型コロナ陽性反応~ホテル療養までの流れ

検査から収容まで

発症~検査~そして陽性反応

2021年4月2日(金)~2021年4月3日(土)に大阪出張をし、(11時前の新幹線で帰京)その3日後の4月6日(火)早朝に発症しました。最初は扁桃腺の調子が悪いのかと思いくらいの症状でしたが7度5分の熱があったので、かかりつけの病院に行ったのが全ての始まりです。

病院に着いたときは平熱に戻っていたので、そのまま帰宅させられそうになりましたが、「一応PCR受けます?」と提案されたので「ぜひ!」とPCR検査をお願いしました。診察時に発熱が無くても「新型コロナかも」と思った場合は、PCR検査を受診したい意思を示しましょう。

当初のように鼻に試薬を入れるのではなく、唾液を採取する形で検体を提供します。
陽性の場合、翌日に(1)病院から検査結果の連絡と(2)保健所から今後の対応方法について電話で連絡があります。保健所からの電話では同居の家族の対応について指示もあります。

保健所の対応手順

(1)新型コロナウイルス感染症を診断した医師より医療機関所在地の管轄保健所に「発生届」が出されます。

(2)保健所より陽性患者に電話があり、直近の行動について調査が行われます。

(3)陽性者調査の中で、保健所が勤務先調査の必要があると判断した場合、職場に連絡があります。

(4)次の書類の提出と対応が求められます。保健所との連絡窓口担当者を決めておくことになります。
「患者の勤務状況」「最終出勤日」「行動履歴」「患者が在籍する部署のフロアの見取り図(座席表を含む)」「患者の発症日(症状が出現した日)の2日前から患者と接触した人のリスト」

ご存知のとおり厚労省の新型コロナ接触登録アプリ(cocoa)というものがあります。陽性反応が出た人はcocoaへ当然に陽性であることを登録するように思われますが、実は登録は任意です。「原則登録、例外非登録」でもありません。発症直後なのでフラフラで億劫だし、登録するメリットがないので登録しようというインセンティブは働きにくいのが事実です。
※私が登録したかどうかは、聞かないでください。

ホテル療養の準備

保健所からの連絡の次は東京都から電話があります。症状のヒアリングがあり、発熱の有無によって「入院」か「ホテル療養」か決められます。
すぐにホテル療養が始まるのではなく、収容先の調整のため必ず数日間は自宅での療養となります。時間の関係上、入所のための資料等は郵送されません。必要な持ち物は「東京都 新型コロナ療養 ホテル」で検索して自分で準備をすることになります。

新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養について


なお、電話のヒアリングでは、喫煙の習慣や基礎疾患を聞かれます(身長体重も聞かれたかも)。熱の有無以外の条件でも入院かどうかを振り分けているかもしれません。

少なくとも1週間はホテル療養となりますので、いろいろ準備をしなければなりませんが、新型コロナは突然発症するので、ホテル療養の準備をあらかじめ行うことは出来ません。(災害時の「緊急持ち出し袋」のようなものは準備しないですよね。)
そのため、リモートワークをする場合、会社に資料や備品が置いたままになっています。療養中は1週間リモートワークをすることになりますので、使い慣れたマウスや、会社で使っている高性能のウェブカメラも使いたいものです。仕事道具ですので家族に取りに行ってもらっても、職場のどこに必要な備品があるか分かりませんので、(1)同僚に持ってきてもらうか、(2)人のいない時間帯を見計らい、マイカーなどを使い、人に接しないように移動し荷物を取りに行くことになります。(8度以上熱が出ていますし、外出することになるので、同僚に差し入れをお願いしましょう。)

東京都の資料には載っていないが、持っていくと便利なもの

ホテル療養の場合、東京都から持ち物リストを提示されますが、以下のアイテムを持参すると良いでしょう。出張やバカンスと異なり「いかに快適に横になれるか?」を軸に考えます。

  • 使い慣れている枕(ホテルの枕で1週間生活するのはつらい)
  • 使い慣れたタオルケット等(汗をかくためホテルのシーツはつらい)
  • 使い慣れた、ボディスポンジ・ナイロンタオル(体を洗う道具もないとつらい)
  • バスタオルは3枚欲しい
    (汗対策で枕に掛ける用、入浴用、洗濯&乾燥防止の部屋干し用)
  • ふりかけ(弁当は3食ともにお米の弁当で飽きるので、2種類あると良い)
  • スポーツ飲料の粉末(ペットボトルの水しか出ない、水分補給しやすくする)
  • インスタント味噌汁(お米のお弁当ですが、味噌汁がついていないのです)
  • マグカップとスプーン(紙コップしかない)
  • サンダル(お弁当を取りに行くときと、部屋にいるとき便利)
  • 鼻うがいの「ハナノア」を持って行きました。花粉が酷い時期だったので持参しましたが、頭痛もあるので頭痛で鼻の奥がつらい時に役に立ちました。(人によるので別になくてもいいかも)
  • 本(1冊くらい、3冊持ち込みましたが無理)
  • 筆記用具(いろいろ考えることや、思うこともあるので、日記でもつけてもいいかも)
  • 財布(入所時はタクシーが自宅まで迎えに来ますが、退所時は自力で帰るためお財布がないと自宅に帰れません)

ホテル療養施設へ移動

私の場合は発症日から3日間がインフルエンザのような症状で8度超の熱が出ていました。(冒頭に書いた通り最初は扁桃腺が腫れたかな?というくらいで、咳もなく、味覚障害もありませんでした。本当にインフルエンザの症状です。)
ホテルを調整する段階では7度台まで下がっているので、自宅療養している最初の数日が一番つらい時期になります。なお、実際のルールは分かりませんが療養場所を調整している段階でも高熱が出続けている場合は入院になるようです。

2日程度自宅療養をしていると、東京都から連絡があり、どのホテルで療養するかが知らさせます。話によると基本は自宅近くのホテルになるようです。
その電話で送迎のタクシー(搬送車:普通のワンボックスカー)が自宅まで迎えに来る日時が知らされますので、それまでに準備をしていくことになります。

指定した日時になると、タクシー(搬送車)のドライバーから自宅前に到着した電話がかかってきます。誰にも会わないよう自宅前に出てタクシー(搬送車)に乗り込みます。移動は近所の発症者の家を回って、彼らと相乗りをして療養施設に向かいます。
旅行と違い車内は全く会話がありません。「あー、なんで罹ってしまったんだろう。熱っぽくてつらい。。」という空気の中、虚ろな気持ちで、街の景色を眺めながら施設に向かいます。

入所手続は毎日午後1時から夕方までに集中して行うため、現地に到着するとホテルのエントランスにタクシー(搬送車)が列をなしており、それぞれのタクシー(搬送車)からスーツケースを持った人が体調悪そうな雰囲気で順番に下車し、ホテルに入っていきます。

療養期間中の生活

ホテルの室内・ファシリティー

部屋はビジネスホテルの大きさとなっており、決して広くありません。また若干壁が薄いので、隣の人の咳払いの声や浴室の扉を開ける音は聞こえます。壁が薄いと言ってもテレビの音や通常の話し声は聞こえませんので、普通に生活していれば問題はないでしょう。
(一度夜中に熱でうなされて、大声を出してしまいました。隣の人ごめんなさい。)

17階建ての一棟借上の施設であり、男性用のフロアと女性用のフロアは別になっていました。少なくとも私のいたフロアには女性はいませんでした。

感染防止のためシーツや備品の交換はありません。石鹸やシャンプーが切れたときは、1Fのロビーに置いているので食事の時間に取りにいきます。
記憶にある限り「トイレ洗浄中(掃除ブラシがないので)」「ホテルのスリッパ(不識布のね)」「シャンプー」「石鹸」「ひげ剃りセット」「綿棒」はありました。

掃除・洗濯はセルフサービス

また、洗濯もランドリーがありませんので、自室のユニットバスで手洗いになります。ホテルなので部屋が乾燥するのですが、部屋が乾燥するとウィルスは活性化してしまいます。部屋の湿度を保つために、洗ったものを部屋干しをするというようになります。
そもそも、熱があるので洗濯などできませんし、誰も見ないので適当です。

掃除機もかけられませんので、各フロアに1台ずつコロコロ掃除(正式名称は不明 粘着式クリーナー)があるので、必要でしたらそれを使います。ただ、コロコロは廊下にあるので、外出可能な食事時間中の1時間しか使えません。その時間は食事に必死ですし、体力もないので、掃除は行いませんでした。

服装

食事の時間に1Fに降りると男性も女性もいますので、パジャマ姿でウロウロすることはできません。上下スウェット姿や、上はパーカーを羽織って下はかジャージ姿の人が多数派でした。自室でも同じ格好だと思います。そもそも病気なのでオシャレなど気を遣う余裕はありませんし、誰も見ていませんし、見る余裕なんてありません。

嗜好品はない

療養ですので、当然にお酒も禁止、たばこも禁止です。自動販売機も利用できません。喫煙者は有無を言わさず禁煙生活になります。空き缶もなければ、窓も開きませんので、隠れて喫煙も無理です。肺炎なので煙草を吸う余裕もないと思いますが、、、

「こっそり廊下に出ればいいじゃん」と思いますが、廊下と1Fには防犯カメラがついていますので、廊下に出たらすぐに発覚します。新規の入所者は毎日午後に入所するので、15時台に「事務局の作業の妨げになりますので、決められた時間以外は部屋から出ないでください」という館内放送が流れます。

差し入れは事前申請

前日の17時までに、事務局に差し入れがあることを連絡しておけば、事務局が差し入れを受け取ってくれます。ただし、中身を確認しますので見られて困る物は持ち込めません。

差し入れも制限があり、生モノNG(食中毒対策か)、ビン・カンNG(ゴミの関係上と思いますが)となっているので、差し入れられる品物は、身の回りの品か、カップラーメン・お菓子くらいです。アマゾンの宅配やウーバーイーツはNGです。
生鮮食品が出てこないので、果物や生野菜が持ち込めると有難いのですが、桃の缶詰のような瓶詰・缶詰もNGなんですよね。

後述しますが、同居の家族は濃厚接触者になっていますので、14日間は外出禁止になっています。(自分が感染しているので当然ですよね。)同居の家族からの差し入れは出来ません。会社の同僚やお友達の協力を仰ぎましょう。

入所者の年齢・性別

1Fに食事をとりに行くときに年齢層や男女比をみましたが、報道されているように20代~30代の若い方が多く、サークルの夏合宿の食堂みたいな客層(?)です。
男女比も男性6割、女性4割くらいでした。年長者は少なく、40代中盤の私などが比較的最高齢者でした。50代、60代以上の方はホテル療養せず入院しているのではないかと思います。

退所の条件

療養施設の退所条件は、

  1. 発症日から10日間経過(無症状の場合はPCR検査日)、かつ
  2. 症状軽快から72時間経過

した場合に退所できます。私の場合は最短の1週間で退所できましたが、もう少し長期に療養される方もいるようです。熱が下がらないなど症状が悪化すると、病院に転院するということも聞いています。

自力で解熱・軽快しているかを確認するため、解熱剤などは飲むことは控えるように言われます。(どうしてもつらい時は、内線電話をして看護師と相談します。)また、療養施設であり病院ではありませんので薬の処方はありません。持病のクスリなどは多めに持っていきましょう。

軽快から72時間経過が必須なので、退所予定日の3日前から発熱がないように、願い続けることになります。人間とはワガママな生き物で、軽快し始めると仕事をしたりして、少し活動的になります。しかし無理がたたり、夕方になると熱が上がりはじめるのです。発熱してしまうと退所日が伸びるため、後悔と憂鬱な気分になります。。

1日の生活

1日の生活は、3度の食事と2回の検温を中心に回ります。

午前7時検温の時間(携帯/PCからシステムに入力します)
入れないと電話がかかって来ます。
無視すると防護服を着た職員さんが来るそうです。
午前8時~9時朝食の時間
午前中内線電話による問診
正午~午後1時昼食の時間
午後4時検温の時間
午後6時~午後7時夕食の時間

療養施設では1日3回の食事の時間に、弁当を取りに行く以外は外出禁止となります。外に出られなくても窓が開けば多少は気が楽になりますが、品川の療養施設は窓が開かず、生の空気を直接吸うことはできません。これも意外とストレスになります。(換気は浴室の換気扇だけで行います。)

基本は体調がすぐれないので、音楽を聴いたり、リラックスをし、体調がすぐれなくなったら睡眠をとるという生活です。テレビも見ますが、テレビの光がつらいので(意外と体力を使います)radicoのラジオか朗読系のYoutubeがいいですよ。

パターンとして夕方になると熱がでて、体もだるくなるので19時にはベッドに入っているような生活になります。(普通の発熱でも同じですね)

そもそも、体力が著しく低下しているのでリモートワークは期待できません。本を読むこともさえもつらいものです。
人にもよるかもしれませんが、せいぜいスマホでラジオを聞けるくらいの体力と思っておくのがちょうど良いと思います。(仮に仕事をするなら、ホテルのWi-fiもありますが、仕事を持ち込むなら、セキュリティーが確保できる自前のポケットWi-fiを持っていってもいいと思います。)

食事が楽しみになるが、お米中心のお弁当。無料です。

療養中はやることがありませんし、他の人との接触もありませんので、食事だけが楽しみになります。しかし、お弁当は米中心の弁当なのが少々つらいです。(1回だけパンの朝食と、フルーツが付いた日があります)
予算もあるし、アレルギーの方も含めて、誰もが食べられて、準備の負担が軽いという制約条件の中、時間どおりに無料で提供いただけるので、贅沢を言ってはいけません。

比較的遅い時間にお弁当を取りに行きますが、いつも弁当が山積みになっていましたので、数十個は余っているようでした。しかし、ゴミ箱にカップ麺(大盛り)の容器などが捨てられていので、弁当を食べていない人もいるようです。お弁当の廃棄は実は多いのではないかと思います。弁当は電子レンジで1分間チンして、自室に持ち帰ります。

電子レンジが7台ほどあるのですが、レンジ前で列をなしている人全員がコロナ陽性患者で、みんな気力もなく、会話もなく、黙々と電子レンジで自分の弁当を温めるなか、設置されているペッパー君が語り続けるという絵も不思議な光景です。(詳しくは文末にURLを貼った「相談役島耕作」に書かれています。)

人間とは自分勝手な生き物で、周囲の人が全員コロナ陽性の人と思うと、無意識のうちにソーシャルディスタンスが非常に気になります。自分も陽性患者なのにね。

そうそう、宿泊費も食事代も含めすべて無料です。1週間近く財布を触りません。

1日の水分補給は500mlのペットボトル4本(2リットル)

療養中は水分補給をするように指導が入ります。500mlのペットボトルの水を、朝1本、昼1本、夜2本を飲むようにします。他に朝昼はブリックパックのサイズのお茶、夜は野菜ジュースを飲むことが出来ます。写真のお弁当のとおり野菜が少ないので野菜ジュースは必ず取りましょう。

500mlの水を毎日4本飲むのは大変ですので、持ち込んだ粉末のスポーツドリンクの素を持ち込むと水分摂取が楽になります。持ち込む粉末は500mlに1スティック使えるようなものが便利です。

なお、1Fにスティック式の粉末のコーヒーと、お茶が用意されていますので、部屋の電子ケトルでお湯を沸かしコーヒーかお茶を取ることもできます。しかし発熱があるなかで、夏場に熱い飲み物はつらいものです。元気になりつつある4日目あたりに、アイスコーヒーの作り方と、アイス日本茶の作り方を発明しますが、ちょっとしたコツが要ります。

療養施設でアイスコーヒー&アイス日本茶の作りかた

(1)ペットボトルの水を開封し、少量を電子ケトルで沸かす。
(2)紙コップに粉末のコーヒーかお茶を入れる。(500mlにするので2本程度使います)
(3)沸かしたお湯を粉末を入れた紙コップに注ぎ、濃いめのコーヒー・お茶を作る。
(4)紙コップの飲み口の一部に折り目を付けて、注ぎ口を作る。
(5)開封したペットボトルに注ぎ口より、ペットボトルにコーヒー・お茶を注ぐ。
(6)粗熱をとって備え付けの冷蔵庫で冷やして完成。
※全量を沸騰させペットボトルに戻すと、ペットボトルが変形してしまうため少量&濃いめの飲み物を作るのがコツです。

人によるかもしれませんが、人生観は変わります

私は幸いなことに咳も味覚障害もなく軽症で後遺症もありませんでした。療養中も比較的楽で1週間で退所できると思っていましたが、療養中に寝るときに「急に悪化して、このまま死んだらどうなるんだろう?」「今晩死んで、後悔することはなにかある?」という思いは出てきます。

入院をしたときや大病をしたときも、そういった心境になると思いますが、元気なときであっても「本当に今日死んでも悔いはない?」「やりたいこと、やり残したことはない?」「もっとやりたい仕事や、挑戦したかったことは無かった?」「ちゃんと親しい人にお礼は言った?」「今日死んでしまったら、相手に気持ちは伝えられないよ」ということは、病気になる前でも自問自答する機会はあった方がいいですよ!

退所後

療養が終了したら、保健所から就業禁止命令書が発行され、任意で東京都から療養証明書を発行してもらえます。


(1)お住いの保健所から
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく、感染症患者等の届出及び就業制限について」:就業制限の命令書
(2)東京都から
「療養証明書」:どこの療養施設に、どの程度の期間いたのかを証明してくれます。
(発行まで約2週間かかります。)

会社として「新型コロナ療養の場合は欠勤としない」等のルールがあれば、証明書を提出してもらいましょう。

会社や同僚として支援できること

新型コロナ療養中の会社や同僚としてお願いしたいこと

差し入れ対応

入所者に対して生活必需品の差し入れができますが、家族は濃厚接触者となっている可能性が高いため、同居の家族経由で差し入れを依頼することが出来ません。会社の同僚が差し入れすることは、非常にありがたいです。

応援メッセージ

窓の外の往来は見えますが、「籠の中の鳥」状態になるため、ホテルの外から客室に対して手を振る、応援メッセージの動画を送る等をすると入居している同僚を励ますことが出来ます。

ある輸入車のカーディーラーさんでは、新型コロナに感染してしまい、ホテル療養を余儀なくされた社員さんのために、残された社員全員で「コロナに負けるな」「ゆっくり休んで☆」「留守は任せろ!」などというメッセージを伝えた動画を作り、Youtubeにアップしたそうです。その動画を見た療養中の社員さんは、涙が出るほど励まされたそうです。
(私も、私自身が感染する前に動画を見せていただきましたが、見ていると突き動かされるものがあり涙が出てきます。)

仕事について

Zoomなどのウェブ会議システム経由でのコミュニケーションもありますが、体調が不確定であるので負担のかからない方法が良いです。労務管理の観点から考えると出勤日か欠勤日か分からなくなるので、基本は療養に専念してもらいましょう。

新型コロナ療養後から復帰前に会社や同僚としてお願いしたいこと

自分が罹らないのはもちろんですが、不運にも周りの方が新型コロナに罹った時のために、この動画も見て欲しいと思います。

身体的な後遺症に注目されがちですが、心に刻まれた後遺症も結構痛いです。「週明けから戻ってくるなら、リモートワークにしようかな」という発言は本当に心が痛みますし、復帰する側からすれば、信頼関係を大きく損ないます。

発生初期から言われますが、身体的な病気でもありますが、社会の仕組みや人間関係に寄生し破壊する病気と思います。

(補足)新型コロナに感染した経緯

感染の経緯

冒頭に書いた通り、感染は21年4月2日に大阪に宿泊付きの出張のときでした。21年5月時点の大阪が危機的な状況になる前の段階です。時短営業をしている時期ですし、出張して新型コロナに罹ったとなると「何していたの」と言われるので、お酒付きの会食や、夜の店も避けていました。

同行していた方は誰一人かかりませんし、私自身も2日目は午前中に東京に戻った(帰りの新幹線は車両に4人しか乗っていなかった)ので消去法で考えると、おそらく2日目の午前中の単独行動時に朝食をとるために入った、ターミナル駅のファストフード店でもらったのではないかと思います。都内の飲食店の場合は、テーブルの互い違いに空席を作りますが、大阪の場合は普通に人の隣も座れるのが印象的でした。

変異ウィルスの感染力

そのファストフード店は10分程度しか滞在しなかったのですが、1Fが売り場と小さな立ち食いスペースがあり、2Fが着席出来るスペースになっていました。
2Fの着席スペースは窓が無く、換気が決して良いとは言えず、座席も8割埋まっており、若い方が多くいたので、直線に感染者がトレーやゴミ箱を触った際に貰ったのではないかと思います。

1Fで品物貰って、飲食スペースの2Fに上がった時に、「人、多っ」って思いましたが、いまさら、1Fに降りて「持ち帰りに変えてくれ」ともいえず、早々に食事を済ませて立ち去ろうと決めたのですが、ほんの数分であってもかかるリスクがあると思います。
その店舗が問題なのではなく、4月最初の土曜の朝だったので、たまたま、追いコンや歓迎会の徹夜明けの若い人がいたのかもしれません。

ちなみに、療養施設に入所していた時、私と同じ世代の方と話をしましたが、その方も「週末に家族を置いてやむを得ず大阪の実家に戻ったときに、新型コロナに罹ったようだ」と仰っていました。
帰省であれば飲み会に行くこともないと思いますので、普通に移動していても感染するくらい、大阪の変異型のウィルスは感染力が高いのではないかと思います。

休業要請について思うこと

「感染力が強い」といっておきながら矛盾するかもしれませんが、美術館なども含めてすべての施設を休業要請するのはどうなのかと思っています。飛沫感染・若者中心に感染する。でも、満員電車ではクラスターが起こらないというのであれば、

  • 若者が集う場所であること
  • 手づかみで飲食をするため、手に付いた唾液が設備に付着する場所であること
  • お喋りがある場所であること
  • 換気が悪い場所であること

など、感染する条件があるのではいかと思います。

美術館やセルフサービスではない飲食店で本当に感染するのか疑問です。例えば、「映画館は手づかみで食べるポップコーンはNG」「手づかみで食べる焼き鳥はNGだけど、焼き鳥丼はOK」「お笑い演芸場は、大笑いしてもOKだけどマスクは必須」など、もう少し何かできないのでしょうか?

マスク不要論に思うこと

マスクは不要と仰っている方もいますが、マスクはつけてもらいたいと思います。贅沢は言いませんが手洗いも切にお願いします。

発症の2日前から他人を感染させてしまうようになるのですが、発症当日まで発症の予兆は全くありませんし、もちろん体調不良の自覚もありません。要は、この二日間は普通に生活できてしまうし、激しいスポーツもできてしまいます。
この2日間にマスク・手洗いをしていないと、飛沫を飛ばし周囲に感染させてしまいます。

もちろん重傷者はわずかの人数であり、インフルエンザ程度の軽症者が多数派かもしれません。しかし、誰かから新型コロナをうつされてしまうと、重症にならなくても少なくとも1週間は時間が奪われ、うつされた人は何もできなくなってしまいます。

マスク不要論を仰るご自身が感染することには何も言いません。また、新型コロナを誰かに感染させてしまい、その人の命を奪うことは少ないかもしれません。でも、感染させたすべての人が時間を奪われるのです。人の時間を奪うのは勘弁してください。ファストフード店で10分滞在しただけとか、帰省中に移動しただけで感染するのです。

どうしてもマスクをしたくないならば、周囲の人のためにも誰もいないところで生活していただきたいと切に願います。「周りにいないし、私は大丈夫」「気合があるので、かからない」など絶対にありません。

信号待ちをしているときに、ホテル入所前に会社に荷物を取りにいくため移動しているコロナ発症者が隣に立っているかもしれません。コインパーキングの精算するときに、前に精算機を触った人が、マイカーで会社に荷物を取りに行ったコロナ発症者かもしれないのです。

「相談役 島耕作」も必読

「相談役島耕作」で新型コロナ療養中のホテル生活が紹介されてます。取材したということですが、ご本人の体験談ではないかと思うくらい、細かいところまで正確に書かれています。ぜひご覧になって欲しいです。(期間限定の無料配信と思います)

第一話
https://comic-days.com/episode/3269632237261233818

第二話
https://comic-days.com/episode/3269632237279908277

第三話
https://comic-days.com/episode/3269632237294730420

コロナ禍のため社員に辞めてもらわざるを得ない状況になったとき

解雇や退職勧奨をうながす意図はありません。どうしても雇用の維持ができないときの道筋について、紹介させていただきます。

職場の問題が解決しない

「やりかた」の前に「ありかた」

労働トラブルの発生や、あるべき姿が定まらない原因は「根本の考え方が揃っていない」ことも理由の一つです。これまでの経験や判断を振り返り、これからの自社/部門のあるべき姿を発見・共有する職場学習型の研修をご存知ですか?