ストライキは発生しているのか?~令和2年労働争議統計調査の概況
厚生労働省の公表情報昭和生まれの人であれば、ストライキになって、学校が休みになったり、電車が止まったりしていましたが最近は、あまりストライキを見かけることがなくなりました。
しかし、ストライキが全くなくなったわけではなく、一定数のストライキは発生しています。
厚生労働省より、令和2年「労働争議統計調査」の結果が公表されました。
「労働争議統計調査」は、我が国における労働争議の実態を明らかにすることを目的に、労働争議の発生状況、争議行為の形態や参加人員、要求事項などを調査しています。
(1) 全体では前年と比べて件数は増加したが、総参加人員及び行為参加人員は減少した。
★件数: 57 件(前年は49件)
★総参加人員: 32,436 人(前年は57,345 人)
★行為参加人員: 6,013 人(前年は17,763 人)
(2) 半日以上の同盟罷業(ストライキ)では、前年と比べて件数は増加したが、行為参加人員及び労働損失日数は減少した。
★件数: 35 件(前年は27 件)
★行為参加人員: 806 人(前年は5,345 人)
★労働損失日数: 1,817 日(前年は11,002 日)
(3)半日未満の同盟罷業(ストライキ)では、前年と比べて件数は増加したが、行為参加人員は減少した。
★件数: 34 件(前年は33 件)
★行為参加人員: 5,324 人(前年は11,609 人)
子供のころは、学校が急にお休みになるか、学校に行っても校長や教頭先生がプリントを配って、終日自習になる「勉強しなくていい特別な日」があったのですが、本当に見かけなくなりましたよね。
厚労省の発表資料はこちらになります。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/14-r02.html
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