厚生労働省では、このほど、平成27 年上半期「雇用動向調査」の結果を取りまとめました。

ポイントとしては、

１ 入職率及び離職率
平成27 年上半期の入職者数は4,593.4 千人、離職者数は3,993.7 千人で、年初の常用労働者数に対す
る割合である入職率と離職率はそれぞれ9.7％、8.4％、入職超過率は1.3 ポイントの入職超過。
前年同期と比べると、入職率が1.0 ポイント低下、離職率が0.2 ポイント低下し、入職超過率は縮小
したものの、比較可能な平成16 年以降で最大であった前年同期に次ぐ大きさ。

２ 雇用形態、就業形態別入職者数
雇用期間の定めのない一般労働者の入職者数は2,086.6 千人で、前年同期1,977.7 千人に比べて108.9
千人増加しています。

３ 職歴別入職者数及び入職率
転職入職者数は2,676.5 千人、未就業入職者数は1,916.9 千人で、うち新規学卒者数※は1,054.8 千人
であった。転職入職率は5.6％、未就業入職率は4.0％で、それぞれ前年同期に比べ0.7 ポイント、0.4
ポイント低下した。 【９ページ 図３、表２、10 ページ 表３】
※ 進学した者であっても学業とは別に常用労働者として働いている場合を含む。
４ 離職理由別離職率
男性は個人的理由によるものが4.8％で、前年同期の4.4％から上昇し、一方、事業所側の理由は0.7％
で同水準であった。女性は個人的理由、事業所側の理由ともに低下し、それぞれ7.2％、0.5％であった。
【11 ページ 図４】
５ 未充足求人数
平成27 年６月末日現在の未充足求人数は1,012.8 千人、うちパートタイム労働者分が441.8 千人で、
それぞれ前年同時点より189.0 千人、121.3 千人増加しました。
常用労働者数に対する割合である欠員率は2.1％で前年同時点に比べて0.3 ポイント上昇し、６年連
続の上昇となりました。パートタイム労働者に限ると3.8％で前年同時点に比べて1.2 ポイント上昇しました。

詳細につきましては、下記をご覧ください。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/16-1/dl/gaikyou.pdf