コラム・レポート

2015-09-11

平成27年下半期の職場の健康と安全の取り組み

厚生労働省の公表情報

昨今の労働災害の発生状況につきましては、昨年の下半期から災害が減少傾向にあるものの、業務上疾病による死傷者数が増加している状況や、職場におけるメンタルヘルス対策や過重労働対策も重要な課題となっています。

そこで、厚生労働省が推進する下記のような取組において職場の健康と安全を下半期見直してはいかがでしょうか?

1.腰痛予防対策
製造業、小売業等腰痛の増加業種における腰痛予防対策指針の実施

2.化学物質対策
ア、化学物質のリスクアセスメントの義務化に向けた環境整備として化学メーカーなどにおけるSDS交付状況の点検及びユーザー企業におけるSDS入手状況等の点検の実施
イ、化学物質による薬傷・やけど対策の周知等

3.過重労働による健康障害防止対策
ア、時間外・休日労働の削減、年次有給休暇の取得促進及び労働時間等の設定の改善による仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・ばらんす)の推進
イ、健康管理体制の整備、健康診断の実施等
ウ、長時間にわたる時間外・休日労働を行った労働者に対する面接指導等の実施
エ、小規模事業場における面接指導実施に当たっての産業保健総合支援センターの地域窓口の活用

4.メンタルヘルス対策
ア、平成27年12月1日に施行される改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度に係る取り組みへの準備
イ、「労働者の心の健康の保持増進のための指針」等に基づくメンタルヘルス対策の推進

5.転倒災害防止対策
転倒災害の防止を重点とした安全活動、安全衛生教育の実施(4S活動、KY活動、危険の「見える化」の推進、雇入れ時教育の徹底)

6.交通労働災害防止対策
ア、「交通労働災害防止のためのガイドライン」に基づく安全対策の推進
イ、現場への行き帰り時における事故防止の呼びかけの徹底及び交通労働災害防止対策の推進

7.機械災害防止対策
機械の本質安全化を図るためのリーフレットを活用した周知

8.熱中症予防対策
暑さ指数(WBGT値)が基準値を超えると予想される場合の、作業時間の見直し及び単独作業の回避

9.安全衛生優良企業公表制度の推進
本年9月~11月の3か月間を「安全衛生優良企業重点周知啓発キャンペーン」期間とした制度の周知啓発、活用推進
ア、安全衛生優良企業公表制度の周知、認定申請の推進
イ、厚生労働省HPの安全衛生優良企業の自己診断サイトにアクセスして、自社の安全衛生に係る取り組み状況を確認

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