【労務管理Q&A】これって、ハラスメント!?
■アイプラスからのご案内 スタッフコラム アイプレス責任ある立場になってから、言動が変わってしまった…!
【相談内容】
マネージャーAさんは、これまで問題行動など一切起こさない、真面目な勤務態度で業務に取組み、温和で後輩から信頼される人望がある人でした。
Aさんが、ある重要プロジェクトのリーダーになった頃から、言動に変化が表れ始めました。
チームの部下に対して、「そんなこともできないのか!」「何年この仕事やってんだよ!」等、感情的な言動をとるようになり、Aさんの部下から、パワハラの相談がくるようになりました。
【解説】
これまで全く何の問題を起こしたこともない従業員が、特定の役職や地位に昇格してから問題行動をとるようになることがあります。
その原因の1つとして、自身の能力を超える役職や地位を任されたことによりキャパシティを超えてしまい、結果として部下に感情的な言動をとってしまうことが考えられます。
【このようなケースへの対応】
部下からのハラスメント申告や、周囲から客観的にハラスメントと見受けられる言動を確認した際には、ハラスメントの調査・対応が必要となります。
関係者に面談を実施し、事実確認と証拠を集め、会社として対応していきます。
Aさんには、「このままだと別部署への異動や役職変更することとなる」ことを伝えた上で改善に向けた行動を促します。若しくは、Aさん本人より、「現在の自分の地位は荷が重すぎる」旨の申し出があった場合には別部署や別役職への異動を検討しましょう。
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