近年では、未払残業問題が話題になりますが、対岸の火事ではありません。 実は「我が社は大丈夫」と思っている会社ほ危ないというのはご存知ですか?また、未払残業問題が発生すると会社存続の危機にもなりかねません。 ******************************** 残業未払い問題の実態について 中小企業の未払い残業代問題について説明をさせて頂きます。 未払い残業代問題は大変話題になっています。書籍や雑誌、様々なインターネットサイトにて未払い残業問題について取り上げられており、実際に、労働基準監督署が立入り検査を行った、是正指導をしたというニュースが報道されています。 場合によっては、未払い残業問題で書類送検をされるという事例も発生しており、この未払い残業問題は、経営者として、「知らなかった!」ということでは済まされない事が特徴です。指摘されて初めて、未払い残業問題を抱えていたことが発覚する場合もあります。 残業未払い問題の具体例について 「年俸制」を採用しているため、残業代を支払う必要が無い。 営業職に対して残業代...
カテゴリー:人事制度&賃金制度
▼ある経営者の方から、このような質問をいただきました。当社では、時間外労働を許可制にしています。許可の判断は直属の上司に任せているのですが、従業員の中には無許可のまま時間外労働を行っている者がいます。その従業員から時間外労働の割増賃金の請求があった場合、会社は支払わなければならないのでしょうか? ▼...
▼ある経営者の方から、このような質問をいただきました。悪天候による公共交通機関の混雑で通常の通勤ルートでは帰れず、迂回ルートをとった社員や、やむを得ずタクシーを使った社員がいます。このような場合の差額の通勤費は、支給すべきでしょうか。 ▼就業規則や労働協約において特段の定めがなく、労使慣行もない場合...
今回は割増賃金について考えてみます。Yes/Noで考えてみてください。 (1)時給1,000円である。(2)就業規則には、「所定休日は土曜・法定休日は日曜」とある。(3)就業規則には、勤務時間は午前9時~午後6時と書かれている。(4)週の起算日は月曜 =====================月:0...
サービス残業撲滅など、その時々のテーマに応じて、労働基準監督署が指導強化の名目で事業所に対し一斉に立ち入り実態調査(臨検)を行うことがあります。 その際、最初に求められるのが出勤簿・賃金台帳です。労働日・労働時間が適切に管理されているかを確認します。これが適正に把握されていないということは、長時間労...
▼ある経営者の方から、このような質問をいただきました。 当社の就業規則には、「パート社員の処遇については、別に定めるパート社員就業規則による」との定めがあります。これまでパート社員を雇用してこなかった為、実際にはパート社員就業規則を作成していませんでした。最近何名かのパート社員を採用することになりま...
Q.労災に伴う物損は労災保険の対象となるか? 仕事中に高所から落ちて、ケガをした従業員がいます。仕事中のケガは労災の適用対象となるようですが、その際に壊れた眼鏡や携帯電話については労災の補償対象になるのでしょうか? A.労災には物損は含まれません 労災保険の保険給付の補償範囲には「物損」という概念は...
給与計算をすると必ず計算しなければならない、健康保険と厚生年金保険の「社会保険料」と、雇用保険の「労働保険料」は、どのように計算すれば良いのでしょうか? 今回も、新米の社長さんや経理初心者の方向けに、社会保険料の計算方法と、雇用保険料の計算方法について解説をします。 「社会保険」と「労働保険」同じ保...