協会けんぽの保険料率が変わります
社会保険&労働保険の手続き 他行政機関(他省庁&労働局等)の公表情報令和3年3月分(4月納付分)から協会けんぽの健康保険料率が変更になります。保険料率は都道府県ごとに違いますが、東京都の新しい保険料率は9.84%で昨年度より0.03%下がっています。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/LP/2021hokenryou/
参考元:全国健康保険協会
協会けんぽの保険料率は、地域の医療費水準に基づいて算出されています。加入事業所の約8割が中小企業である為、景気変動の影響を受けやすいとされている協会けんぽですが、47支部のうち26支部は健康保険料率が引き下げになりました。
コロナの影響で不景気が叫ばれているなか、東京都が0.03%の引き下げを行った理由について、全国健康保険協会運営委員会は次のように発表しています。「東京支部の1人当たり医療費は全支部平均に比べて抑えられていること、令和元年度の支部収支差がプラスであることなどから、東京支部の令和3年度保険料率は平均保険料率 10.00%以下かつ、令和2年度保険料率から引き下げであることについて妥当と考えます。」
財政状況が厳しいなか、保険料率の引き下げを行うのは苦渋の決断だったと思いますが、被保険者としてはありがたいですね。また東京都以外の保険料率算定理由もご覧いただけます。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/direction/dai109kai/2021012602.pdf
参考元:全国健康保険協会
保険料率の引き上げを防ぐには、加入者及び事業主の協力が必要です。
まずは、定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見・重症化予防が可能となり将来の医療費の節約にもつながります。そして、病院からお薬の処方をされる際、ジェネリック医薬品の使用を希望することによってご本人様のお薬代の負担軽減と医療費の節約が可能となります。また、協会けんぽでは健康づくりに積極的に取り組む事業所であることを自ら宣言する「健康宣言」を行った事業所に対して、健康度のアップにつながる具体的な取組の提案や支援を行っています。「健康宣言」についてはこちらをご参照ください。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/pickup/healthinesscorp/
参考元:全国健康保険協会
健康を維持する事が保険料率を下げることに繋がります。全員で健康を心掛けて保険料率引き下げを目指しましょう。