コラム・レポート

2021-02-24

高年齢雇用継続給付の支給限度額が変わります

社会保険&労働保険の手続き 給与計算 求人&雇用&人材育成 助成金

2021年8月1日から高年齢雇用継続給付の支給限度額が現在(2021年2月24日時点)の365,114円から365,055円に引き下げられます。また「支給対象月に支払いを受けた賃金額」と「高年齢雇用継続給付として算定された額」の合計が支給限度額を超える場合は365,055円-【支給対象月に支払われた賃金額】が支給額となります。

「高年齢雇用継続給付金」とは

高年齢者の就業意欲を維持し65歳までの雇用の継続を援助、促進することを目的として設けられている制度で、60歳到達時点の賃金と比べて60歳以後の賃金が75%未満に低下した場合に給付される給付金です。併せて60歳以上65歳未満の一般被保険者であること、被保険者であった期間が5年以上あることを満たせば対象となります。

2025年には65歳以上の高齢者が人口の30%を超えるとされている今、高齢者が働ける環境を作れるかどうかは会社の発展において重要な鍵になるでしょう。

また、高齢者を雇用することにより「豊富な経験・知識を活用することで事業を発展させるきっかけになる」「実務に沿ったノウハウや技術を伝承することで、従業員のスキル向上、人材育成につながる」「若手社員も長く働き続けられるという将来像を持てるようになり職場定着率が上がる」等のメリットがあるほか、65歳以上を雇用することで助成金の支給を受けられるケースもございます。

https://www.jeed.go.jp/elderly/subsidy/index.html

(「高齢者雇用の助成金について」 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構より)

いろいろな制度を上手に利用して、高齢化社会に備えていきたいですね。

 

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