【労務管理Q&A】これって、ハラスメント!?
■アイプラスからのご案内 スタッフコラム アイプレス部下からの暴言に悩んだ上司が休職してしまった…!
【相談内容】
営業課長Aさんは、営業成績は平均程度であったものの、人柄がよく部下からの信頼も厚かったことから
管理職に昇格しました。営業職員Bさんは、営業成績トップ、大口の顧客を獲得するなど、営業マンとして他を寄せ付けない優秀な成績を維持しています。
BさんはAさんに対して、「そんな成績で課長が務まるのか」「課長にふさわしくない」等の暴言をしばしば繰り返し、Aさんは誰にも相談できず、一人で悩んでいましたが、Bさんからの暴言が原因でうつ病を発症し、休職してしまいました。
【解説】
職場におけるパワーハラスメントの3要素のうちの「優越的な関係を背景とした」とは、職務上の地位が上位の者による言動のみに留まりません。
「同僚又は部下による言動で、当該言動を行うものが業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、当会社の協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるもの」も含まれます。
【このようなケースへの対応】
部下から上司へのパワハラは、被害者が体調不良となり就業不能となってしまうまで会社や第三者に相談しないことが多く、発覚が遅れてしまう場合があります。部下の言動がパワハラに該当すると感じた際には、すぐに会社に相談することを管理職に周知徹底するようにしましょう。
一方で、加害者である部下は、自身がパワハラを行っているという自覚がないことが多く、パワハラを認めない場合があります。
部下のパワハラ行為に対しては調査を実施し、証拠に基づいて指導や配置転換等を検討します。
改善指導にも関わらず行為が改まらない場合は、規則に基づき処分を検討しましょう。
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