「高年齢者雇用状況等報告」(令和4年)の集計結果が公表されました
厚生労働省の公表情報厚生労働省より、令和4年「高年齢者雇用状況等報告」(6月1日現在)の集計結果を取りまとめが公表されました。
◆高年齢者の雇用
高年齢者雇用安定法(高年齢者等の雇用の安定等に関する法律)では、高年齢者の就業機会を創出し、安定した雇用を確保することを目的として、高年齢者の雇用について企業が講じる処置を定めています。
企業には、65歳になるまで雇用を確保する義務があります。
定年が65歳未満の場合、以下のいずれかの処置を講じなければなりません。
・65歳までの定年の引上げ
・65歳までの継続雇用制度の導入
・定年制の廃止
70歳までは、以下のいずれかの処置を講じるように努めることとされています。
雇用による処置
・70歳までの定年の引上げ
・70歳までの継続雇用制度の導入
・定年制の廃止
雇用以外の処置
・業務委託契約を締結する制度の導入
・社会貢献事業に従事できる制度の導入
◆高年齢者雇用状況等の集計結果のポイント
※集計対象
全国の常時雇用する労働者が21人以上の企業235,875社
中小企業(21~300人規模):218,785社
大企業 (301人以上規模): 17,090社
◇65歳までの高年齢者雇用確保措置 実施状況
① 65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施済み:235,620社(99.9%)
② 65歳定年の企業:52,418社(22.2%)
◇66歳以上まで働ける制度のある企業の状況
① 70歳までの高年齢者就業確保措置を実施済みの企業:65,782社(27.9%)
②66歳以上まで働ける制度のある企業:95,994社(40.7%)
③70歳以上まで働ける制度のある企業:92,118社(39.1%)
④定年制の廃止企業:9,248社(3.9%)
高年齢者雇用状況等の集計結果について、詳細は厚生労働省のお知らせをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29133.html
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