コラム・レポート

2022-01-11

国民年金保険料の月次納付率(令和3年10月末現在)

厚生労働省の公表情報

令和3年10月末現在における国民年金保険料の月次納付率について、厚労省より発表がありました。

発表によると、令和3年10 月の最終的な納付率(平成30 年10 月分保険料)は、76.9%となっていました。

この76.9%というのは、3年が経過した平成30年10月分の保険料の納付状況なので、滞納したあとに、あとから納付されたものが含まれば数字になり、令和3年10月分の最新の保険料の納付状況とは異なる点には注意が必要です。

なお、都道府県別に3年経過納付率をみると、

全国:76.9%
最高:87.8%(島根県)
最低:66.6%(沖縄県)

となっています。

年金に加入している全対象者の約1/4(23.1%)が保険料を納付していないと誤解しないように注意が必要です。この統計は国民年金の納付率が対象であり、公的年金全体の話ではありません。

なお、公的年金の加入者は6,742万人おり、国民年金(1,453万人)、一般のサラリーマンが加入する厚生年金(約4,488万人)となっており、公的年金全体の加入者のうち、国民年金の加入者は約21.5%となっています。

■令和3年10 月末現在 国民年金保険料の月次納付率
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00092.html

■令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況
https://www.mhlw.go.jp/content/000706195.pdf


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