「くるみん認定制度」や「ユースエール認定制度」をご存じでしょうか
厚生労働省の公表情報 求人&雇用&人材育成厚生労働省では、子育て支援、女性活躍支援等を積極的に行っている企業を認定し公表をする取り組みを行っています。この認定制度は法律に定める一定の要件を満たせば、業種等にかかわらず申請することができます。認定マークを広告や求人票に載せることで企業のイメージアップになり、良い人材の獲得にも繋がります。では、認定制度にはどのような種類があるのでしょうか。
■くるみん認定制度
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって子育てサポート企業として、くるみん認定を受けることができます。更にこの認定企業の中で高い水準を継続してクリアしている企業には「プラチナくるみんマーク」の認定が行われます。くるみん認定を受けると、事業所内保育施設や授乳コーナー等について割増償却を行うことができる税制優遇措置を受けることができます。詳細は厚生労働省のホームページからご確認いただけます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/index.html
■ユースエール認定制度
若者雇用促進法によって創設された、若者の採用・育成に積極的で雇用管理状況などが優良な中小企業を認定する制度です。この認定を受けることで「わかものハローワーク」や「新卒応援ハローワーク」の支援拠点で認定企業を積極的にPRされたり、労働局が開催する就職面接会などについて積極的にご案内されたりします。ほかにもキャリアアップ助成金等の助成金を活用する際、一定額が加算されます。詳細は厚生労働省のホームページからご確認いただけます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000100266.html
■安全衛生優良企業認定
労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取組、高い安全衛生水準を維持・改善している企業を認定する制度です。認定を受けることにより、健康・安全・働きやすい優良企業であることをアピールすることができます。また、労働安全衛生水準の取り組みレベルを示すことにより従業員の働く意欲や生産性を向上させることにもつながります。基準を満たした企業は3年間の認定を受けることができます。詳細は厚生労働省のホームページからご確認いただけます。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/shindan/shindan_index.html
■障害者雇用優良中小事業主認定制度もにす
障害者の雇用の促進及び雇用の安定に関する取組の実施状況などが優良な中小事業主を厚生労働大臣が認定する制度です。日本政策金融公庫の「働き方改革推進支援資金」における低利融資の対象となります。また、労働局が認定事業主に限定した合同面接会も企画する場合があります。詳細は厚生労働省のホームページからご確認いただけます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/monisu.html
ほかにも様々な認定制度があり、厚生労働省から認定を受けることでPRロゴを使用したり優遇制度の利用ができるようになります。ちなみにハローワーク求人票ではPRロゴを4つまで掲載することが可能です。ロゴの有無は求職者が求人を選ぶ際の大きな判断材料になると思われます。さらに改めて労働環境を見直し、改善することで今いる従業員の定着率アップにも繋がります。ぜひ申請を検討してみてはいかがでしょうか。
ハローワーク求人票に表示されるPRロゴ一覧はこちらでご確認いただけます。
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/prlogo_guide.html
参考元:ハローワーク