ハラスメントは企業にどう影響するか?
厚生労働省の公表情報政府広報オンラインにて今年4月2日付けで職場のパワーハラスメントについての記事が掲載されています。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201304/1.html
今年度も前半が終了しようとしていますが、皆様の職場ではどのような対策がとられているでしょうか。
上記記事内の【3.被害者だけでなく企業にも大きなダメージ】という項目では、
職場のパワーハラスメントを放置した場合、従業員の心身の健康を害するだけでなく、以下のような悪影響が考えられると紹介されています。
- 人材の流出
- 「不法行為責任」や「安全配慮義務違反」などの法的責任を問われて訴訟による金銭的負担の発生
- 企業イメージの低下
適切な対策をとれなかったことにより、企業へも大きな悪影響を及ぼすことも考えられる、とされています。
また、少し古い資料になってしまいますが、法務省による人権研修PDF内では、
http://www.moj.go.jp/jinkennet/asahikawa/pawahara.pdf
- パワハラ行為に対して甘いあるいは許すような職場では、確実に職場環境は悪化していき、働く人たちに心理的な悪影響を与えます。つまり、こうした職場では快適な人間関係を築くことは不可能になります。
- 職場環境の悪化は、当然のことながら業務面にも悪影響を与えます。モチベーションの低下による作業効率の悪化やミスの増加は、製品の品質や顧客へのサービスなどにも影響を及ぼすことになります。(上記PDF 7・8ページより抜粋)
という記載も見られます。
人権という観点からも、改めて考えてみる機会になればと思います。
よろしければ、厚生労働省のポータルサイト「明るい職場応援団」等もご参照ください。