高校生の就職面接で36社が不適切な質問
厚生労働省の公表情報 求人&雇用&人材育成こちらは滋賀県教育委員会が発表した、平成30年度に就職試験を受けた同県内の高校生2360人を調査し、36社が就職差別につながる恐れのある不適切な質問をしていたという情報です。
高校生が就職試験を受けた873社のうち、4.1%に当たり、同教委は「派生的な質問の中で不適切な質問をするなど、まだ企業の理解が十分でない」とみているそうです。不適切な質問は家族構成・状況などの「身元調査につながる恐れのある事項」が22件、愛読書・尊敬する人物など「本来自由であるべきもの」が20件となっています。
同教委は不適切な質問をした36社に対して、関係機関とともに訪問し、改善に向けた指導をするとしており、また、高校生に対しても配慮を欠いた質問は返答を控えるように指導していくとのことです。
6月1日から求人の受付を開始し、7月1日から求人票の公開が開始され、9月に入ると順次応募や採用選考が始まるといったスケジュールの高卒求人ですが、上記にあるような面接時に可能な質問事項や、やりとりはすべて学校を通しておこなう、全国高等学校統一用紙のみを使用など、いくつかの守るべき注意事項があります。
もうすでに求人票を提出した会社様も、これから求人票を提出なさる会社様も、下記に高卒求人の注意事項が記載されたサイトのリンクを用意いたしましたので、一度ご確認なさってみてはいかがでしょうか。
東京労働局、新規学校卒業者の採用について
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_shoukai/_121483.html
厚生労働省、公正な採用選考チェックポイント
https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/saiyo2.htm