平成30年度地域別最低賃金額改定の目安について
厚生労働省の公表情報厚生労働省は第51回中央最低賃金審議会で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安についての答申を取りまとめ、公表しています。
各都道府県の引上げ額の目安については、 Aランク27円、Bランク26円、Cランク25円、Dランク23円となっています。ランクについては、都道府県の経済実態に応じ、全都道府県をABCDの4ランクに分けて、引上げ額の目安を提示しています。
(参考)各都道府県に適用される目安のランク
A…埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪
B…茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島
C…北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、
和歌山、岡山、山口、徳島、香川、福岡
D…青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、
長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
この答申は、今年の6月26日に開催された第50回中央最低賃金審議会で、厚生労働大臣から今年度の目安についての諮問を受け、同日に「中央最低賃金審議会目安に関する小委員会」を設置し、4回にわたる審議を重ねて取りまとめた「目安に関する公益委員見解」等を、地方最低賃金審議会にお示しするものです。
今後は、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、地域における賃金実態調査や参考人の意見等も踏まえた調査審議の上、答申を行い、 各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定 することとなります。
目安の通りに設定された場合、東京は985円ということになりますね。
今年度の目安が示した引上げ額の全国加重平均は26円(昨年度は25円) となり、目安額どおりに最低賃金が決定されれば、最低賃金が時給で決まるようになった 平成14年度以降で最高額となる引上げ となります。 また、全都道府県で20円を超える目安額となっており、引上げ率に換算すると3.1%(昨年度は3.0%)となっています。
詳しくは下記をご参照ください。