違法な長時間労働 企業名初公表
厚生労働省の公表情報千葉労働局は、最長で1カ月当たり約197時間に上る違法な長時間労働をさせていたとして、千葉市の棚卸し業務代行会社「株式会社エイジス」を是正指導したと発表しました。厚生労働省は昨年5月、違法な長時間労働を繰り返した企業について、行政指導の段階で社名を公表することにしましたが、実際に公表したのは初めてです。株式会社エイジスは50の営業所を展開、うち4営業所で働く従業員計63人に昨年5月以降、労使協定で定めた上限時間を上回る、1か月当たり100時間を超す時間外や休日労働をさせていました。同社は指導を受け、社長をリーダーとする労働時間削減に向けた委員会を発足させました。
厚生労働省は違反を繰り返している企業については今後も公表する考えで、企業の意識向上などが期待されます。
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http://chiba-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/chiba-roudoukyoku/houdou/20160519.pdf