特別休暇とは?-期待できる様々な効果
厚生労働省の公表情報 人事制度&賃金制度特別休暇とは、法律で付与することが義務付けられている法定休暇とは違い、企業が従業員に対して福利厚生の一つとして与える休暇のことをいいます。
多くの企業が取り入れているものとしては、冠婚葬祭時の慶弔休暇やリフレッシュ休暇、ボランティア休暇などがあります。
特別休暇は法律で定められていない法定外休暇のため、有給・無給の判断は企業側と労働者側との取り決め次第ですが、
冠婚葬祭の休暇にあたる慶弔休暇の場合は有給に設定する企業が多いように、有給にした方が従業員を思いやる姿勢が伝わりやすいことは事実です。
企業オリジナルで、アニバーサリー休暇、失恋休暇、ペット忌引休暇などユニークな特別休暇を設けている企業もあり、
最近では“推し休暇”(応援するアイドルが卒業、結婚した場合に通常の年次有給休暇とは別に有給の休暇を付与)を設けたことで
大きな話題となった企業もありました。
特別休暇は法的に付与する義務はありませんが、企業が社員に対して提供する福利厚生のひとつとしても考えられる制度です。
特別休暇を設けることで従業員のモチベーションや生産性の向上、ストレス解消や気分転換によるワークライフバランスを整える効果もあり、
職場のメンタルヘルス対策としても有効となるでしょう。
また、対外的にも企業イメージが向上し、優秀な人材の確保にもつながることが期待できます。
ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
厚生労働省:特別休暇導入制度事例集2020~病気休暇、裁判員休暇、ボランティア休暇等の特別休暇の導入に向けて
https://work-holiday.mhlw.go.jp/material/pdf/category4/20210312_1.pdf