高校生の新卒求人が間もなく解禁になります
厚生労働省の公表情報 人事制度&賃金制度高校生の新卒求人が間もなく解禁になります。
もし高校生の採用を実行されるようでしたら、忘れずに準備しましょう。
高校生の採用活動と大学・専門学校生の採用活動は少々異なります。
高校生の採用活動は専門学校・大学卒のように自由エントリーではなくなく、学校推薦による求人となっていることが特長ですのでご注意ください。
ハローワーク飯田橋からのお知らせ
http://tokyo-hellowork.jsite.mhlw.go.jp/list/iidabashi/important_topics/_120524.html
—–以下URL先の記事抜粋—–
6月20日(月)より平成28年度の高卒求人の受付を開始いたします。
特に初日につきましては、多くの事業所の方が手続きのために来所されることが予想できます。
高卒求人の受付の際には以下の書類の提出が必要となります。
待ち時間及び窓口受付時間の短縮のため、事前にご準備していただきますようご協力お願いいたします。
【高卒求人提出に最低限必要な書類(5点)】
1.高卒求人申込書または昨年度の高卒求人に赤訂正をした求人票
ハローワークに初めて求人を提出する場合は、別途「事業所登録シート」も必要となります。
2.新規学校卒業者等求人の内容に関するチェックリスト
3.高校求人推薦依頼校名簿
4.応募前職場見学実施予定表(様式第1号)
5.青少年雇用情報シート
(注)青少年雇用情報シートにつきましては、3月1日以降に大卒求人を出した際にすでに提出済の場合は、改めて作成・提出していただく必要はありません。
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【高校生の新卒採用の流れ:平成28年度の場合】
■6月20日:求人の申込開始
・事業所所轄のハローワークに求人申込書を提出します。
1.求人申込書
2.高校求人推薦依頼校名簿(推薦依頼校がある場合)
3.応募前職場見学実施予定表(職場見学の受入が可能な場合)
4.中学・高校卒就業者就業状況報告
5.求人要項(作成事業所のみ)
■7月1日:求人票交付
・提出した書類をハローワークが受理し、求人がインターネット上で公開されます。
・募集を希望する学校(推薦依頼校)がある場合は、受理された依頼表(写)を各推薦依頼校へ送付します。
・「ハローワークの確認印のある求人票の持参」が条件に、各学校への訪問が7/1より解禁されます。
■9月5日:推薦開始
・応募者のいる学校から、応募書類が到着し、面接の日程を高校および本人に通知をします。
■9月16日:選考開始
・不採用の場合は極力7日以内に合否を連絡する(1人1社しか応募できないため)
【高校生と大学生の採用活動の違い】
高校生の新卒採用と大学生の新卒採用の、特徴的な相違点をまとめました。
細かいルールは割愛していますが、大学生や中途の社員の採用とは異なるポイントをつかんでください。
高校新卒 | 大学新卒 | |
求人の媒体 (チャネル) | ・就職課もしくはハローワーク(インターネット掲載有) ・事前にハローワークでの登録が必須 (ネット等の媒体での求職も可能であるが制限がある) | ・大学の就職課による告示 ・リクナビ・マイナビ等の民間の求職サイト など |
求人の フォーマット | ・「全国高等学校統一応募用紙」に限定 ・ハローワークにて受理された書類を、各学校に提出 (推薦依頼を学校にする場合は、学校リストの提出が必要) | ・必要事項以外は、フリーフォーマット ・掲載内容は各校・各媒体ごとに作成 |
求職者(学生)からの応募 | ・学校もしくはハローワークを経由して行う | ・学生と直接やりとりを行う |
選考 | ・9月16日以降 ・面接選考の実施が必須 ・1人1推薦(10月1日以降は1人2推薦)が原則 | ・8月1日以降 ・不採用時の書類返却等の制限はない ・複数同時応募に制限はない |
内定 | ・家庭訪問は禁止 ・内定承諾書以外の書類の提出は禁止 | ・大学新卒者固有の制限は特にない |
その他 | ・求人掲載校に対して、学校訪問をすることが可能 (訪問は7月1日以降:事前のアポイント取得は可能) ・職場見学の受け入れも可能 ・「全国学校便覧」で各校の求職者数は公表される | – |
【(参考)労務管理の世界での20歳未満の者の扱い】
ちなみに、労務管理の世界では、20歳未満の者は「未成年者」「年少者」「児童」に分類されます。
それぞれの違いは、以下の動画もあわせてご覧ください。
未成年者を雇う時
■未成年者を雇う時(その2)