コラム・レポート

2019-05-10

社会保障協定の進捗について

法改正 厚生労働省の公表情報 社会保険&労働保険の手続き

社会保障協定とは、

国際的な交流が活発化する中、企業から派遣されて海外で働くことや、将来を海外で生活される方が年々増加しています。海外で働く場合は、働いている国の社会保障制度に加入をする必要があり、日本の社会保障制度との保険料と二重に負担しなければならない場合が生じています。また、日本や海外の年金を受けとるためには、一定の期間その国の年金に加入しなければならない場合があるため、保険料の掛け捨てになってしまうことがあります。
社会保障協定は、

  • 「保険料の二重負担」を防止するために加入するべき制度を二国間で調整する(二重加入の防止)
  • 保険料の掛け捨てとならないために、日本の年金加入期間を協定を結んでいる国の年金制度に加入していた期間とみなして取り扱い、その国の年金を受給できるようにする(年金加入期間の通算)

ために締結しています。

と日本年金機構のサイトには記載がされています。

そんな中、2019年4月にスウェーデンとスロバキアとの社会保障協定について厚生労働省からの発表がありましたのでお知らせいたします。

  • 4月11日(現地時間同日)、スウェーデンのストックホルムにおいて、「社会保障に関する日本国とスウェーデン王国との間の協定」(日・スウェーデン社会保障協定)の署名が、廣木重之駐スウェーデン大使とアンニカ・ストランドヘル・スウェーデン社会保障大臣(H.E.Ms. Annika Strandhäll, Minister of Social Security of the Kingdom of Sweden)との間で行われました。
  • 4月18日(現地時間同日)、「社会保障に関する日本国とスロバキア共和国との間の協定(日・スロバキア社会保障協定)」(平成29年1月30日署名)の効力発生のための外交上の公文の交換が、ブラチスラバで行われました。これにより、この協定は、本年7月1日に効力が生じることになります。

スウェーデンの在留邦人は、4,217名(平成29年10月1日現在、外務省・海外在留邦人数調査統計)となっており、協定が発効されると多くの人に影響がありそうです。

詳細については下記のリンクよりご覧ください。

日本年金機構~社会保障協定について~

https://www.nenkin.go.jp/service/kaigaikyoju/shaho-kyotei/kyotei-gaiyou/20141125.html

スウェーデンとの社会保障協定について

https://www.mhlw.go.jp/stf/pressrelease_nenkink20190412.html

スロバキアとの社会保障協定について

https://www.mhlw.go.jp/stf/pressrelease_nenkink20190419.html

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