労働保険料の年度更新手続きが6月1日から始まり、既に手続きを終えられている事業主さまもいらっしゃるかもしれません。労働保険料の年度更新に続き、大切な手続きが控えています。 それは、「算定基礎届」の提出です。 算定基礎届とは、健康保険及び厚生年金保険の被保険者の実際の報酬と標準報酬月額との間に大きな差が生じないよう、事業主は7月1日現在で使用している全ての被保険者に4~6月に支払った賃金を厚生労働大臣に届け出る必要があります。 この時に提出するのが「算定基礎届」であり、厚生労働大臣はこの届出内容に基づき、毎年1回標準報酬月額を決定します。これを「定時決定」といいます。 概要は以下の通りです。 対象者 7月1日現在で、被保険者である人全員。ただし、以下の方は対象外になります。 6月1日以降に資格取得した方 6月30日以前に退職した方 7月改定の月額変更届を提出する方 算定方法 支払基礎日数が月で17日以上ある、4月・5月・6月の報酬が対象。 提出期限 毎年7月1日まで 提出先 事務センター(郵送...
アーカイブ:2016年
厚生労働省は、「平成27年度個別労働紛争解決制度の施行状況」をまとめ公表しました。 「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルの未然防止や早期解決を支援するもので、「総合労働相談」、労働局長による「助言・指導」、紛争調整委員会による「あっせん」の3...
高校生の新卒求人が間もなく解禁になります。もし高校生の採用を実行されるようでしたら、忘れずに準備しましょう。 高校生の採用活動と大学・専門学校生の採用活動は少々異なります。高校生の採用活動は専門学校・大学卒のように自由エントリーではなくなく、学校推薦による求人となっていることが特長ですのでご注意くだ...
小売店や飲食店では、未成年者を雇用することがあると思います。未成年者を雇うときには、成人を雇うときと何が違うのでしょうか? 労働基準法では、未成年者、年少者、児童という言葉が出てきますので、それぞれについて解説をしていきます。 —————&...
目黒の社労士の「気付き通信」第57号(PDF)...
賞与についても健康保険・厚生年金保険の毎月の保険料と同率の保険料を納付することになっています。賞与支払時に保険料を控除した場合、「賞与支払届」を年金事務所へ提出しなければ支給した賞与額が年金事務所に正しく登録されないため、結果将来もらえる年金額が減ってしまうことになります。 毎月の社会保険料は年金事...
東京労働局・都内ハローワーク・都内労働基準監督署 東京入国管理局が主催で、入管法における外国人雇用の留意点と不法就労の防止や外国人労働者の適正な雇用についての無料セミナーが6月29日に開催されます。 700名規模ということで、一般的な内容と思われますが、ご興味のある事業所様は参加してみてはいかがでし...
会社には、雇用契約の正社員やパート・アルバイト以外にもいろいろな条件で働いている人がいます。 委任契約や請負契約の他に、「出向」「派遣」「紹介」などといった働き方があります。今回はそれぞれ、どのような定義なのか解説していきます。 ■「派遣」は雇用契約を結んでいる会社と、指揮命令を受ける会社が異なるこ...