厚生労働省から「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」が公表されました。テレワーク導入に際しての留意点やルール策定について示されていますが、その中で今回は「労務管理上の留意点」を紹介させていただきます。 (1)テレワークにおける人事評価制度 人事評価は企業が労働者に対してどのような働きを求め、どう処遇に反映するかといった観点から、その手法を工夫して、適切に実施することが基本である。例えば、上司は部下に求める内容や水準等をあらかじめ具体的に示しておくとともに、評価対象期間中には、必要に応じてその達成状況について労使共通の認識を持つために機会を柔軟に設けることが望ましい。特に行動面や勤務意欲、態度等の情意面を評価する企業は、評価対象となる具体的な行動等の内容や評価の方法をあらかじめ見える化し、示すことが望ましい。 (2)テレワークに要する費用負担の取扱い テレワークを行うことによって労働者に過度の負担が生じることは望ましくない。業務内容、物品の貸与状況等により費用を請求する場合の請求方法等については、あらかじめ労使で十分に話し合い、企業ごとの状況に応じたル...
カテゴリー:厚生労働省の公表情報
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従業員の副業を許可するべきか...
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