▼ある経営者の方から、このような質問をいただきました。年1回の定期健康診断で、再検査や精密検査が必要という結果を受けても、受診しようとしない社員がいます。会社としては、社員の健康に配慮し、検査を受診させたいと考えていますが、どのように対応すればよいでしょうか。 ▼再検査・精密検査とも、会社には受診させる義務はない。会社は、定期健康診断を受診させる義務はありますが、再検査や精密検査については、受診させる義務はありません。「健康診断結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針の(5)ハ」で、再検査または精密検査の取り扱いに関して、「再検査又は精密検査は、診断の確定や症状の程度を明らかにするものであり、一般には事業者にその実施が義務付けられているものではない」となっています。 従業員が安心・安全に働ける良い職場環境を作ることと、万一の際にも会社の安全配慮義務を怠っていないことを主張できるよう、(1)再検査は義務、(2)受診料は会社負担、(3)報告義務有り、とすることが望ましいです。 ===情報・記載内容は正確を期して提供し、誤りなどがないよう注意・確認の上、編集されていま...
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▼ある経営者の方から、このような質問をいただきました。当社では、時間外労働を許可制にしています。許可の判断は直属の上司に任せているのですが、従業員の中には無許可のまま時間外労働を行っている者がいます。その従業員から時間外労働の割増賃金の請求があった場合、会社は支払わなければならないのでしょうか? ▼...
▼ある経営者の方から、このような質問をいただきました。「6ヵ月契約の有期雇用契約の従業員がいます。会社の業績不振のため、3ヶ月目で契約解除しようとしたところ従業員から、「6ヵ月働かせてもらわないと困る!」と言われました。正社員も解雇しているので、有期雇用の契約社員も同じように解雇してもいいですよね?...
▼ある経営者の方から、このような質問をいただきました。先月入社した社員が、有給休暇の前借りを願い出てきました。この社員の要望に応える必要はあるのでしょうか。 ▼有給休暇の前借に応じる必要はありません。労働者は年次有給休暇を自由な時季に取得できるのが原則です(労働基準法39条5項)が、原則的には、入社...
自転車通勤は、災害による交通機関のマヒの影響も少ないですし、健康やエコにも良いと言われているので、ブームになりつつあるようです。 しかし、自転車も自動車やオートバイ同様に事故のリスクはつきまとうものですが、免許が不要なためか、安全対策については問題としてクローズアップされにくいようです。一度、自転車...
以下のような日常にありふれた場面は、隠れた労働時間を発生させる温床になります。知らずに行っていないか、いちど棚卸をしてみてはいかがでしょうか? □お昼の電話番などの時間がある。□暗に残業が指示されたり、残業せざるを得ない空気がある。□始業時刻前や終業時刻後に、全員参加必須の会議などを実施している。□...
目黒の社労士の「気付き通信」第19号(PDF)...
目黒の社労士の「気付き通信」第13号(PDF)...