平成31年4月1日より、労働保険の一括有期事業について、事務手続きが簡素化されます。 現状では、労働基準監督署に提出する書類が煩雑で、書類の作成時間もかかっています。 事務手続きが簡素化されることで、行政手続に要する事業者の作業時間が削減されます。 改正される項目は下記の2点です。 ① 有期事業の一括に係る地域要件の廃止 ② 一括有期事業開始届の廃止 改正の内容 ①有期事業の一括に係る地域要件の廃止について ~現行~ 有期事業の一括ができる工事及び区域等は、 【1】建設の事業については、一つの工事に係る請負金額が1億8千万円未満(消費税額を除く(※))、 かつ、概算保険料額が160万円未満の場合一括して申告(徴収法第7条)することになっていますが、一括できる工事は事務所の所在地を管轄する都道府県労働局の管轄区域、又はこれと隣接する都道府県労働局の管轄区域で行う工事です。 【2】「機械装置の組立て又はすえ付けの事業」は、全国で行う工事が一括扱いできます。 【3】立木の伐採の事業については、素材の生産量が1,000立...
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平成30年8月より、健康保険法の改正が見込まれます。 70歳以上の高齢者に係る高額療養費の見直しが行われ、自己負担限度額が引き上げられる予定です。 ~見直しの背景~ 制度の持続可能性を高めるため、世代間の負担の公平、負担能力に応じた負担の観点から ~改正の内容~ 70歳以...
平成30年7月6日付で「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が公布されました。 ▼改正内容 https://www.mhlw.go.jp/content/000308289.pdf ▼条文 https://www.mhlw.go.jp/content/000307765.pdf 主...
二次健康診断制度をご存知ですか? 労働安全衛生法に基づく定期健康診断等のうち、直近のもの(一次健康診断)において脳・心臓疾患に関連する項目に異常があると診断された労働者が、「二次健康診断等給付」を受けられる制度です。一時健康診断の結果に基づいて脳・心臓疾患の発症の予防を図るために医師等により行われる...
厚生労働省は、建設業等の高所作業において使用される「安全帯」について、改正を行うとともに、安全な使用のためのガイドラインを策定したことを発表しました。 改正のポイントは3つです。 【1】安全帯を「墜落制止用器具」に変更します。 【2】墜落制止用器具は「フルハーネス型」を使用することが原則となります。...
平成30年4月1日から障害者の法定雇用率が引き上げられています。 さらに、平成30年4月から3年を経過するより前に、0.1%ずつ引き上げとなります。 民間企業ではこれまでは50人以上になれば障害者1人雇用の義務がありましたが、 H30.4.1からは45.5人以上となり、3年以内には43.5人となりま...
政府が最重要法案と位置づける「働き方改革関連法案」が国会で審議されています。 その中から時間外労働時間の上限についてまとめてみました。 上限規制 対象となる時間 月45時間以内 時間外労働 1年360時間以内 時間外労働 1年720時間以内 時間外労働 1ヵ月100時間未満 時間外労働+休日労働 2...
H30.4.1から障害者雇用率が改正されています。 障害者雇用率 1. 民間企業 2.0%→2.2%(H33年3月末までに2.3%) ※障害者雇用率2.2%とは、労働者45.5人につき1人の障害者雇用を表します。 2. 国及び地方公共団体並びに特殊法人 2.3%→2.5%(H33年3月末...