厚生労働省は、今年3月に大学や高校などを卒業して4月に就職予定だった人のうち、内定を取り消されたり、入社時期が延期となった人の状況を取りまとめ公表しました。 平成30年8月末現在、「22事業所で73人が内定取消し」となりました。 昨年度平成28年度は、86人(24事業所)の内定取消しとなっております。 「職業安定法施行規則」では、「事業主等は、新規学卒者の内定者を取り消す場合には、あらかじめ、公共職業安定所に通知すること」とされています。 また、厚生労働大臣が事業所名を公表できる要件に該当する場合、事業所名・所在地が公表されます。 【厚生労働大臣が事業所名を公表できる要件】 (1)2年度以上連続して行われたもの (2)同一年度内に10名以上の者に対して行われたもの (3)事業活動の縮小を余儀なくされているものとは明らかに認められないとき (4)内定取り消しの対象となった新規学卒者に対して、内定取消しを行わざるを得ない理由について十分な説明を行わなかったとき (5)内定取消しの対象となっ...
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来月10月1日以降に年金事務所で受け付ける「健康保険被扶養者(異動)届」の添付書類について変更があります。 被扶養者認定の身分・生計維持関係の確認については、今後申立てのみで認定はせず 証明書類に基づいて認定を行うこととし、届出の際に書類の添付が必要となりました。 扶養認定を受ける方が被保険者と ...
返戻「へんれい」と読みます。 この言葉は業界によって使用頻度が高い業界、使用頻度が低い業界とあるかもしれません。 医療業界ではよく使用されていますね。 意味は文字通り、戻すことを言います。お金が戻ってくるときにも「返戻金」といいますね。 ただ社労士業界でいう「返戻」は、あまり良い意味で使用されないこ...
厚生労働省より、先月8月27日に労働条件の明示方法に関する労働基準法施工規則改正案が公表されました。 労働基準法第15条で「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と規定されており、 明示方法については、“書面の交付”とされていました。...
「赤黒を起こす」ビジネスにおいてよく使用されている言葉かと思います。 中でも、赤黒伝票を切るなど会計処理に使われていることが多いのではないでしょうか? さて、本日は社労士の仕事の一つである様々な手続き業務においての「赤黒」をご紹介いたします。 ■社労士業界の「赤黒」 申請した手続き書類を訂正し、再度...
パーソルキャリア株式会社は、20歳~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に、仕事に対する満足度調査を行い、その結果を発表しました。 調査方法は、現在就いている職種について、『総合』、『仕事内容』、『給与・待遇』、『労働時間(残業・休日など)』、『職場環境(社風・周囲の社員など)...
平成30年10月(予定)より、最低賃金が変更します。東京は、現行より27円アップの985円(時間)の予定です。 毎月月給で給与を支給している場合、時間単価を計算し、最低賃金を下回っているかどうかを見極める必要があります。月給から時間単価を計算する方法の代表例を下記に記載します。 【前提ルール】給与と...
「戻り算定」とはなにか? これは、いわゆる東京ルールと言われているものです。(他の他府県の方には関係が無くすみません。) 東京では、算定基礎届を提出する際に9月改定の月額変更に該当する対象者は算定基礎届に記載しないで提出し、8月支給給与が確定した後に改めて判断します。そこで、9月改定の月額変更に該当...