厚生年金保険の70歳以上被用者該当届について、今年4月から届出が一部省略(70歳到達を境に報酬に変更がない場合は、年金機構が自動的に処理し、会社からの届出は不要)になりました。改めて70歳被用者について確認してみましょう。 年金機構では、届出省略の2つの要件として「70歳到達日以降も引き続き同一の適用事業所に使用される被保険者」「70歳到達日時点の標準報酬月額相当額が、70歳到達日の前日における標準報酬月額と同額である被保険者」となっています。 締日支払日を15日締め→当月25日払いとした場合、2つの例を見てみましょう。 ●Aさん【70歳の誕生日4/ 5 従前の標準報酬月額 340千円】70歳到達日時点の給与 → 300千円(4/25支給) ※70歳到達届を提出した ●Bさん【70歳の誕生日4/10 従前の標準報酬月額 440千円】70歳到達日時点の給与 → 440千円(4/25支給) ※70歳到達届を提出しなかったその翌月 → 380千円(5/25支給) 70歳到達届の標準報酬月額相当額は、70歳到達日時点で考える必要がありま...
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労働時間や残業代に対して関心を持つ労働者が増えています。 2019年4月から管理監督者(労基法 41 条 2 号)の労働時間を把握することが企業に義務付けられました。 https://www.tohoren-tokutaikyo.or.jp/news/pdf/20180918roumu.pdf 参照...
社会保険労務士法人アイプラス代表社員の今井です。 当社では「気付き通信」という名前の事務所のレポートを毎月取引先のお客様や、名刺を交換いただいた方に郵送でお届けしています。 法律の話は敷居が高ですので、おつまみ料理や、書籍の紹介コーナーなど用意し「楽しく読める」「トリビア的”へぇ”」を意識して作って...
こちらは滋賀県教育委員会が発表した、平成30年度に就職試験を受けた同県内の高校生2360人を調査し、36社が就職差別につながる恐れのある不適切な質問をしていたという情報です。 高校生が就職試験を受けた873社のうち、4.1%に当たり、同教委は「派生的な質問の中で不適切な質問をするなど、まだ企業の理解...
過半数代表者の要件が今年4月1日からより厳格化されました。 これまでは、 ① 管理監督者ではないこと ② 選出する人を明らかにし投票、挙手等の方法により選出すること の2点が要点でした。ここに、 ③ 使用者の意向に基づき選出されたものではないこと という要件が追加されました。 背景には、過半数労働者...
社会保険労務士法人アイプラス代表社員の今井です。当社では、毎週見つかったヒヤリハットを共有する活動をしています。 「ヒヤリハット」といっても事故の予兆だけでなく、「もっとこうした方が良かったのでは?」「こういう対応をした方が、お客様に安心いただけたのではないか?」といった、「あーっ。しまった」という...
厚生労働省は、令和1年6月分の毎月勤労統計調査結果を発表しました。 (事業所規模5人以上、令和元年6月速報) 調査結果の概要は以下の通りです。(前年同月比) ▼賃金(一人平均) 所定内給与:246,354円(0.1%増) 所定外給与:19,735円 (0.2%減) きまって支給する給与:266,08...
大手自動車メーカーが経営不振の影響で大規模なリストラを行うことを発表しました。 リストラと聞くと会社から解雇されるというイメージはつくと思いますが、ただ単に「明日から来なくていいよ」と言うわけではありません。 解雇には普通解雇、退職勧奨、懲戒解雇、整理解雇がありますが、リストラはその中でも整理解雇と...