労働時間の管理には、通常通り始業終業時刻を管理する方法と「みなし時間」を適用する方法の2パターンが考えられます。 それぞれの方法には、次の通りメリットデメリットがあります。 メリット デメリット 通常の労働時間管理 通常の勤務形態と同様に細かく労働時間を確認するため、超過労働の管理不足等の問題は発生しない。 都度、勤務中・休憩中等の確認が必要になり、出社型の勤務と比べて管理負荷が大きくなる。 みなし労働時間制 労働時間を算定しがたいときには、所定労働時間労働したものとみなすため、細かな労働時間の管理は不要になる 携帯電話等で連絡をしていた場合は労働時間を管理できたと判断される可能性があり、未払残業問題等で揉めた場合には会社として不利になる。 なお、在宅勤務の場合、以下の条件を満たした場合は、労働基準法38条2の事業場外みなし労働時間制が適用されるようになります。(平16.3.5 基発0305001号) 1.当該業務が、起居...
アーカイブ:2018年 2月
帝国データバンクが企業に対し行った、人手不足についての調査結果を公表しました。 (対象:全国の企業2万3,089社、有効回答企業1万161社、調査期間:2018年1月18日~31日) ■従業員の過不足感について 正社員 不足…51.1% 適正…41.2% 過剰…7.6%...
来年度(4月1日から)のキャリアアップ助成金の支給要件が厳しくなりそうです。 受給対象となる正社員転換の上限人数は1年当たり15名から20名に増えますが、転換前後で給与総額を5%以上アップさせないとNGという条件が加わりました。 また、有期契約は3年以下の方の正社員転換が...
パーソルキャリア株式会社が運営するアルバイト求人情報サービス「an」が掲載された求人広告からアルバイトの時給調査結果(2017年1月)を公表しました。 以下に一部をご紹介します。 ■全国平均時給 ・1,046円 (前年同月より41円プラス、前月より6円マイナス) &nbs...
厚生労働省は、「働き方改革関連法案」に盛り込む裁量労働制の対象拡大について、施行時期を予定していた時期から1年遅らせ、2020年4月とする修正案の検討をしています。 また、「高度プロフェッショナル制度」(高収入の専門職を労働時間規制から外す=高プロ)の創設も、1年遅らせ2020年4月から実施すること...
株式会社リクルートキャリアが2018年卒業予定の大学生及び大学院生に対して行ったインターンシップへの参加状況等の調査結果が公表されました。 (調査対象:従業員規模5名以上の新卒採用をしている企業1,192社、民間企業に就職活動をした全国の大学4年生・大学院2年生の男女1,825名/調査期間:企業20...
近年は労働法が厳格運用される傾向にあり、いままで慣習として行われていたが、特に指摘されていなかった始業前朝礼や裁量労働制の運用について指摘される時代になりつつあります。 この動画では、2017年の下半期に報道された労働基準監督署の是正勧告の内容を紹介していきます。 社会保険労務士法人アイプラスのウェ...
東京労働局は、学卒者の労働市況を知る資料として、都内のハローワークで受理した平成30年の学卒求人の初任賃金状況を調査し、その結果を発表しました。 ◆学歴別求人初任給 大学 205,000円(0.0%) 短大 190,000円(0.0%) 専修 190,000円(0.0%) 高校 172,900...