賃金制度の進め方とは?
「賃金制度の改訂」と聞くと、「どんな人に、どのくらいの金額を支給しよう!」と、賃金テーブルの書き換えや支給額の試算から手を付けたいという衝動に駆られます。
最初の足場固めが重要
賃金制度の改訂を成功させるためには、賃金テーブルの修正にいきなり着手するのではなく、会社の理念や人材マネジメントの方針をしっかり固めることを忘れてはなりません。
労働基準法と給与計算の視点を落とさない
ついつい忘れがちになってしまいますが、稼動後の運用負荷についても考慮しなければなりません。「賃金制度のコンセプトは良いが、毎月の給与計算実務で運用できない。労働基準法を始めとする法律に抵触してしまう。」となってしまっては、せっかく作った賃金制度も絵に描いた餅になってしまいます。
社会保険労務士法人アイプラスが支援する場合の、賃金制度改定の進め方をご紹介します。
賃金制度の設計の流れ
Step1:現状の分析と基本方針を決める
3C・5Fのフレームワークなども活用し会社の競争優位性や、社長が言葉にできない、会社のビジョン・経営理念を明確にします。【詳しくはこちら】
現場の従業員が人事制度に対して、どのような意識を持っているのか、インタビューやアンケートを用いて確認していきます。【詳しくはこちら】
自社にとって良い仕事とは何か、どのような従業員をGood Job!と評価していくのかを整理していきます。【詳しくはこちら】
賃金データを用いて、年齢別役職別などの、様々な切り口で賃金の支払いの傾向や、自社の報酬の水準を確認していきます。【詳しくはこちら】
Step2:賃金体系・賃金テーブルを決める
Step3:制度移行と社員への周知
Step4:行政機関(労働基準監督署)への届出
新しい賃金制度に変更したら、就業規則や賃金規程の変更を行い労働基準監督署に提出する必要があります。【詳しくはこちら】
助成金を取得することを目的としては本末転倒ですが、賃金制度の変更により助成金が申請できる可能性が出てくることがあります。
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コラム:賃金・評価制度の整備に関する助成金
せっかく整備した賃金制度も、きちんと給与計算ができなければ形骸化してしまいます。給与計算のシステムの設計や移行の準備を行います。
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