コラム・レポート

2016-06-10

求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に関する申出件数が公表されました

厚生労働省の公表情報 他行政機関(他省庁&労働局等)の公表情報

平成27年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数が厚生労働省より公表されました。

件数、申出等の内容は以下の通りです。

 

▼件数

10,937件 (前年度12,252件、10.7%減)

 

▼申出の内容(上位)

・賃金に関すること(2,654件、24%)

・就業時間に関すること(2,128件、19%)

・職種、仕事の内容に関すること(1,439件、13%)

・選考方法、応募書類に関すること(1,315件、12%)

・休日に関すること(1,008件、9%)

また、社会保険・労働保険に関する問い合わせも全体の7%ほどあり、

求職者は求人票において社会保障の面も重視しているということが分かります。

 

▼具体的な要因(上位)

・求人票の内容が実際と異なる(3,926件、36%)

・求人者の説明不足(2,540件、23%)

・言い分が異なる等により要因を特定できないもの(958件、9%)

 

 

上記の結果を受け、求人票と実際の内容が異なった求人に関しては是正指導が行われ、

「求人票の変更」ないし「求人票に合わせた労働条件等への変更」が併せて41%となりました。

 

求人票は求職者にとって就業先を選ぶ上で、大きな判断材料となり、

求人票に相違があると求人を出す雇用主にとって労働者とのトラブルの原因となります。

雇用主の皆様、ハローワークを利用するに限らず、求人を出す際には条件等に十分配慮し、

雇用後は求人条件をきちんと守りましょう。

 

参考

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000126598.html (厚生労働省HPより)

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