コラム・レポート

2018-08-22

定時決定~「戻り算定」ってなに?~

社会保険&労働保険の手続き ■テーマ別

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「戻り算定」とはなにか?

これは、いわゆる東京ルールと言われているものです。(他の他府県の方には関係が無くすみません。)

東京では、算定基礎届を提出する際に9月改定の月額変更に該当する対象者は算定基礎届に記載しないで提出し、8月支給給与が確定した後に改めて判断します。
そこで、9月改定の月額変更に該当する対象者は月額変更届に記載し、該当しない方は、改めて4月~6月に支払われる給与額を記載した算定基礎届を提出します。
これが「戻り算定」といわれるものです。
※7月改定の月額変更の対象者も算定基礎届ではなく月額変更届に記載し提出します。

 

「定時決定」と「随時改定」とはなにか?

定時決定も随時改定も、現在支払われている給与に対して控除(天引き)される保険料の金額が正しくなるように行う手続きです。

算定基礎届

算定基礎届(正式名称は定時決定といいます。)とは毎年、健康保険及び厚生年金保険の被保険者を対象として、支払われている給与とそれに見合った保険料を決定するために届け出る書類です。
4月~6月に支払われた給与から算定し、毎年7月1日~7月10日までに提出する決まりです。

月額変更

月額変更(正式名称は随時改定といいます。)健康保険及び厚生年金保険の被保険者を対象として、昇給や降格、交通費の変更など固定的に支払われている給与が変わった月から3ヶ月間の給与額の平均金額が保険料の等級で2等級以上の差があった場合に、それに見合った保険料を決定するために届ける書類です。

 

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