平成29年度 監督指導による賃金不払残業の是正結果
厚生労働省の公表情報厚生労働省より、時間外労働などに対する割増賃金を支払っていない企業に対して、労働基準法違反で是正指導した結果が
発表されました。
これは、全国の労働基準監督署が、
賃金不払残業に関する労働者からの申告や各種情報に基づき企業への監督指導を行った結果、
不払だった割増賃金が各労働者に支払われた金額が1企業で合計100万円以上となった事案を取りまとめたものです。
【割増賃金とは】
法定時間を超える時間、勤務をさせた場合などに支払わなければならない、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の
2割5分以上5割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した賃金のこと。
割増率については以下の通りです。
時間外労働=25%
休日労働=35%
深夜労働=25%
【結果】
是正企業数 1870社
うち、1,000万円以上の割増賃金の支払い 262社
対象労働者数 20万5,235人
支払われた割増賃金合計額 446億4,195万円
支払われた割増賃金の平均額 2,387万円/社
22万円/人
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00831.html